シンガポール植物園(シンガポール)
2015年にシンガポール初の世界遺産として登録された、1859年に開園した植物園。東京ドーム13個分にも相当する広大な園内を、一日かけて歩いてみた。
どこから歩き始めるか迷ったが、地下鉄ボタニックガーデン駅から歩き始めることにした。
入って左手には大きな池があり、その周りにはピンク色の花が咲き誇っている。
そこから南東方向に歩いていくと、ヒーリングガーデンに辿り着く。ここは、2011年にオープンしたばかりで、薬に使われる植物を展示している。派手さはないが、人も少なくゆっくりと楽しむことができる。
公園の真ん中あたりにはビジターセンターがあり、ここで情報を得たり食事をしたりすることができる。ただ、レストランの料金は高めだった。
エボリューションパークでは、古代の森が再現されている。ここでは偶然かもしれないが、イグアナに遭遇した。
さらに南に下ると、植物園の目玉とも言えるナショナルオークッドガーデンがある。オーキッドとは蘭のことで、ここには1000種類以上の原種と、2000種類以上の交配種が、約6万株植えられていて世界でも最大規模を誇る。ここだけは有料となっているが、お金を払ってでも見る価値は十分にあると思う。
そのほかにも、1000種類以上のジンジャー(しょうが)が集められたジンジャーガーデンや、低温に保たれたクールガーデンなど、一日あっても足りないくらいたくさんの見どころがある。
世界遺産情報
Singapore Botanical Gardens
登録区分 文化遺産
登録基準 2.4
登録年 2015年
アクセス
日本からシンガポールへは、たくさんの航空会社が飛んでいる。マレーシアから、バスで入国することもできる。地下鉄ボタニックガーデン駅があり、その目の前が公園の入り口になっているので便利。北口から入り南口からでる場合は、出口のところからバスでベイサイドなどへアクセスすることができる。
撮影のポイント
植物園は朝5時からオープンしているので、早朝が狙い目。昼間は相当気温があがるので暑さ対策を忘れずに。メインのナショナルオーキッドガーデンは、一通り見るだけなら30分あれば足りるが、写真を撮りながらだと、その数倍の時間を見ておいたほうがいいだろう。公園内に流れる噴水や滝を撮るなら、NDフィルターがあると便利。