聖地アヌラーダプラ(スリランカ)
文化三角地帯と言われる、スウリランカ北中部にある古都。今から2500年以上も前に、スリランカの最古の都として1400年もの間繁栄し、その灌漑施設や上下水道は、今でも使われているというから驚きだ。
朝7時に、スリーウィラー(タイなどでいうトゥクトゥク)ドライバーが迎えにきた。 遺跡内は広いので、回るにはスリーウィラーか自転車が必要だ。
まずは、アヌラーダプラのシンボルともいえる、遺跡地区の中央に建つルワンウェリサーヤ大塔へ。現在の高さは55mだが、完成当時は110mもあったといわれている。
ポヤデー(満月の日の休日)ということもあり、たくさんの人々が祈りに訪れていた。
そこから歩道を歩いていくと、スリー・マハー菩提樹にたどり着く。
紀元前3世紀に、インドのアショーカ王の王女サンガミッタが、インドブッダガヤの菩提樹の分け木をここに運び、植樹したといわれている。
ここでは、たくさんの人に交じってたくさんの猿を見かけた。
見学を終えて戻ると、スリーウィラードライバーの姿がなかった。やられたとすぐに気付いた。ガソリンを入れるというので、信用してチャーター代金を払ったのが間違いだった。
仕方なく歩いて次のポイントに向かったが、暑さに勝てず別のスリーウィラーに乗ることにした。
アヌラーダプラ最古のダーガバ(仏塔)といわれている、トューパーラーマ・ダーガバには、仏陀の右鎖骨が祀られているといわれている。
また、ジェータワナ・ラーマヤは修復工事が行われていて、針山のような状態だった。
最後に訪れたのは、イスルムニア精舎だ。ここでは、寺院の裏側から岩の上に登ることができ、そこからアヌラーダプラを一望することができる。
帰りの足がなかったので、スリランカ人の車にのせてもらって町まで送ってもらった。
どこにつれていかれるのか少し怖かったが、町の中心地で降ろしてくれた。
まあ、悪い人ばかりではないんだな・・・
世界遺産情報
Sacred City of Anuradhapura
登録区分 文化遺産
登録基準 2,3,6
登録年 1982年
アクセス
コロンボからバスで約4時間30分。ポロンナルワからハバラナ経由で行くこともでできる。少し時間がかるがコロンボからは鉄道で来ることも可能。
撮影のポイント
昼間は気温が高いので徒歩で回るのはおすすめしない。ダーガバは巨大なものが多いので広角レンズがあると便利。イスルムニア精舎からは眺めがいいので夕方の時間帯を狙っていくのがおすすめ。