エローラ石窟群(インド)
岩肌を掘り出して作られた寺院。753年に着工し完成まで実に100年以上もの歳月を費やしたといわれるカイラーサナータ寺院を始めとする仏教、ヒンドゥ教、ジャイナ教などの大小34の寺院群が見るものを圧倒する。
朝、鉄道の予約をするために駅に行き予想以上に時間がかかってしまった。
結局、エローラに向かうのは9時を過ぎていた。
同じホテルのドイツ人夫婦が、タクシーで行くというので便乗していくことにした。
彼らは自分の家を人に貸して、そのお金だけでずっと旅をしているという。
40分ほどでエローラについた時点で別れて、一人で遺跡を見てまわった。
最初から順番に見ていくと、とても時間がかかった。
途中の橋が工事中で、その上を渡っていくのがとても怖かった。
しかも、他にだれも歩いていなくて、普通はタクシーやバスでポイントを観光していくようだ。
でも第16窟のカイラーサナータ寺院は他の石窟に比べて圧巻だった。
これがひとつの岩から削られてつくられたとはとても信じられなかった。
このカイラーサナータ寺院を見ているとすぐに時間が経ってしまい、その後の石窟は足早に見てまわった。
結局閉館ぎりぎりまでいてしまい、本当はダウラターバード要塞で夕日を見ようと思っていたが、帰ってきたときにはすでに真っ暗になっていた。
世界遺産情報
Ellora Caves
登録区分 文化遺産
登録基準 1,3,6
登録年 1983年
アクセス
日本からは起点となるムンバイまではほとんどの場合デリー経由となる。デリーからエローラ観光の起点となる町アウランガバードまではムンバイから飛行機で55分、鉄道やバスで7~8時間で行くことができる。インドの鉄道はよく遅れるので時間に余裕をもっていくようにしたい。アウランガバードから遺跡まではバスで約1時間。人数が集まればタクシーで行くのもいい。
撮影のポイント
第16窟の左右には丘の上に登れる小道があり上から寺院を見下ろすアングルで撮影することができる。ただし手すりなどはないので十分気を付けること。寺院内部を撮影する場合は広角レンズもしくは魚眼レンズがあると便利。また内部は暗いのでISO感度は高めで。