Takahiro Sanda Photography

旅フォトグラファー 三田崇博(さんだたかひろ)  オフィシャルページ

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アンコール(カンボジア)

   

DSC_2608アジアの世界遺産として人気のアンコールも150年ほど前には知る人もおらず、フランス人博物学者のアンリ・ムオが再発見するまでジャングルに眠り続けていた。このクメール王国はかつてインドシナ半島の大部分とマレー半島の一部までに渡る大帝国であった。

アンコールワットには自転車で夕陽のスポットに向かった。

でも自転車なので、トゥクトゥクやタクシーにどんどん抜かれていった。

しかもやっと到着したと思ったら、そこから山の上まで徒歩20分位かかり、

結局到着したのは日の入りギリギリになった。

ここは約60mの高台になっていて、眼下にはアンコールワットや西の湖が見える。

日の入り前に少し曇ったため完璧な夕焼けは見ることが出来なかったが、

僕は係員に注意される(クローズタイム)まで、そこに居続けた。

しかし、日が落ちると辺りは急に真っ暗になり、帰りは真っ暗で怖かった。

道には街灯は無く、何度も路肩に落ちかけた。

 

翌日、早朝の日の出を見に出掛けたが、昨晩のことを考えると、今日はトゥクトゥクで向かった。

朝4時半に起床、5時出発。

結構冷え込んだ。

でもたくさんの人が朝日を見ようと、アンコールワットに向かっていた。

昨日は皆に抜かされたが、今日は違う。

アンコールワットに到着した時には、まだ星が出ていた。

少し雲に覆われていたが、一瞬だけ太陽が空の雲に反射して、雲がピンク色に染まる光景を見ることが出来た。

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その後アンコールワット内部を見学したが、思ってた以上に巨大で、見て回るだけでゆうに3時間はかかった。

1週間チケットがよく売れるという理由も納得だ。

ただアンコールワット第3回廊の塔は工事中で、立入禁止なのが残念だった。

 

それからタープロームに行った。

タープロームは遺跡の上に木が生えたり、まだまだ発見された当時の姿を留めていて、圧巻だった。

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最後に有名なバイヨンのあるアンコールトムに向かった。

アンコールトムは大きな土地という意味で、バイヨンが有名ではあるが、このアンコールトムの中には80もの遺跡が点在しているらしい。

時間のある限り廻ってみたが、とても全部は廻りきれない。

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今日は天気がとても良く、夕日をアンコールワットで見ようと思い、夕方アンコールワットに戻った。

上に登れないのが残念だが、森の中に沈んでいく夕日を見ることが出来た。

 

3日目も昨日のドライバーに連れられて、遺跡観光に出掛けた。

 

朝は昨日と同じ4時半起床して日の出を見に行ったが、

今日はあいにくの曇り空だった。

正直いつも遺跡を見ていると、

似通ったものが多くだんだんと足早に見るようになっていったが、

これらの遺跡一つ一つはとても価値あるものだと思う。

 

午前中に3ヶ所ほどの遺跡を廻り、バンテアイスレイへ。

バンテアイスレイはほかの遺跡よりも少し遠く、

トゥクトゥクで30分ほどかかって到着した。

さすがにこの遺跡の装飾はほかの遺跡よりすばらしい。

しかし、東洋のモナリザと呼ばれるレリーフがどれなのかわからず、

とりあえず壁の女性のレリーフを全て写真に収めた。

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今日は昨日と違った場所から夕日を見ることにした。

夕日まで時間があったので、

ドライバーにほかの遺跡に連れて行ってと頼んだが拒否されてしまった。

 

夕日の見える遺跡のてっぺんで、買ってきたバナナを食べ、ビールを飲む。

これがとてもうまかった。

遥か彼方にアンコールワットの3本の塔が見える。

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4日日は自転車を借りて日の出を見に行った。

真っ暗の中を1時間近く掛けてアンコールワットに行ったが、

今日はこの3日間で一番綺麗な日の出を見ることができ、満足だった。

 

昨日までに主要な遺跡は廻ったので、今日は自転車でのんびりと小さな遺跡を見て廻った。

観光客が誰もいない遺跡も多く、静かな雰囲気が心地よかった。

また途中遺跡を修復している現場にも出くわすことが出来た。

遺跡に張り付いた大きな木を切り倒しているところだった。

アンコールワット周辺の遺跡はまだまだ手つかずのものが多く、

そこら中に仏像や彫刻されたブロックが転がっている。

これほど有名な遺跡でありながら整備が遅れている現状を目の当たりにした。

 

夜のアンコールワットに入場できるという噂を聞きつけ、そのチケットを買いに行ったが、

チケット売り場はとてもわかり難い辺鄙な所にあった。

 

そのまま自転車で夜のアンコールワットに向かったが、ほとんど人がいなかった。

観光客は僕一人に思えた。

なぜか現地の子どもたちはたくさん入場していた。

なぜだろうと思っていたが、アンコールワット裏手でダンスショーが開催されていたのだ。

このダンスショーは観光客向けに数日後に開催されるものだったが、この日に開催されていた。

 

客のほとんどが地元の人のようだったことから、

今日はおそらく開演前の地元住民へのお披露目だったように思う。

あとでこのショーの値段を聞いてビックリ・・・一人80ドルらしい。

 

10時頃になって自転車で宿に帰った。

途中の道はもちろん真っ暗で不気味だったが、その代わり見上げると満天の星空だった。

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世界遺産情報

 

Angkor

登録区分 文化遺産

登録基準 1,2,3,4

登録年 1992年

 

行き方

 

起点となるシェムリアップへは、タイのバンコクから飛行機やバスで行くのが便利。バスの場合は約7時間ほどで到着することができる。シェムリアップから遺跡へはタクシー・トゥクトゥク・バイクタクシー・自転車などで行くことがdけいる。遺跡間は結構距離があるので主要どころをトゥクトゥクなどで回り、時間があれば自転車でのんびりと見に行くのがおすすめ。

撮り方のポイント

 

誰もが絶対に撮りに行くアンコールワット西側の池には団体客が押し寄せる前の暗いうちに到着するのがおすすめ。できれば前日昼間に下見をしておこう。天候の安定しない時期は数日余裕を見ておくといい。かさばっても三脚を持参するのを忘れずに。この内容は2008年のものなので夜のライトアップ情報は事前に確認を。

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