東方からのモンゴル人(タタール人)や南のオスマン朝の来襲に備えて建てられた石づくりの廃城。現存するのは13世紀前半に造られ、その後何世紀にも渡って手を加えられ巨大になったものだが、1780年の火事で焼け落ちてしまった。
朝4時半に起き、駅に向かった。 6時半の列車でコシツエというスロバキアの町に向かうためだ。 この町から、スロバキアの世界遺産「スピシュスキー城」に行く予定にしていた。
スピシュスキー城のある町スピシュスカ・カピトゥラまでのバスの便数は少なく、コシツエで2時間待ちとなったので少し市内を見て回った。 この町はこじんまりとしているがとてもきれいな街で、 中心にある噴水がそこに響くメロディにあわせて噴き出している様子は まるでディズニーランドのショーを見ているかのようだった。
スピシュスキー城は今は廃墟となっているが、中央ヨーロッパでは最大の城の一つである。 この城はもともとは1209年にロマネスク様式で建てられたが、その後、ルネッサンス様式、バロック様式を加えて、次第に強大になっていった。
城は高台に建っていて歩いて登るのだが思ったよりもハードだった。 塔の上からは360度のパノラマで景色を見渡すことができた。
夜にはライトアップもあり、宿からその光景を見ることができた。
世界遺産情報
Levoča, Spišský Hrad and the Associated Cultural Monuments
登録区分 文化遺産
登録基準 4
登録年 1993年
行き方
日本からスロバキアへの直行便はないが、チェコやオーストリア、ハンガリーから近く鉄道も発達しているためわざわざスロバキアに空路で入る必要はない。プレショフやコシツェから鉄道やバスで起点となる町スピシュスケー・ポドフラディエまで行く。
撮り方のポイント
城の頂上からは360度のパノラマ撮影が楽しめる。広角レンズもしくは魚眼レンズを使って手前の城跡も一緒に写しこむのもいいだろう。夜は入城ができないため遠景の撮影となる。