ヴィリニュス歴史地区(リトアニア)
ヴィリニュスの歴史は、リトアニア大公国の王であったミンダウカスの居城が造られた13世紀にまで遡る。かつてポーランド領でもあった場所で、旧市街の面積は、3.6平方キロメートルでヨーロッパ最大級だという。ここにはバロック様式、ゴシックやルネッサンス様式といった建造物が多く残されている。
リトアニアの首都「ヴィリニュス」には早朝に到着した。
宿に到着したものの、早すぎてチェックインできる10時まで待たないといけなかった。 しかも予約していた場所が満室らしく別の宿に移されるはめにもなった。
早速旧市街を見に出かけた。 今日は土曜日ということもあって結構閉まっている店も多く観光客だけが通りを行きかっていた。 中心のヴィリニュス大聖堂では、ちょうど結婚式が行われていて中で見ることができた。
ラッキーと思ったが、その後も結婚式が続いて(別のカップルの)今日一日結婚式ラッシュのようだった。
ここは13世紀半ばにリトアニアを統一した王が十字軍騎士団の圧力から逃れるため、キリスト教に改宗した際に建てた教会だ。
ゲディミナス塔の建つ丘に登って街を眺めるとこの町はとても緑が多いことが分かった。
ここは14世紀、大公ゲディミナスがトラカイからヴィリニュスに遷都した際に、城が築かれた場所だ。
15世紀末に建造されたゴシックの秀作といわれている聖アンナ教会 。この赤レンガ造りの教会は、その美しさからナポレオンが持ち帰りたがった、という逸話も残されている。
ヴィリニュス大学の中にある聖ヨハネ教会は、旧ソ連時代、科学思想博物館として使用されていた。
夜は再び丘に登って夜景を撮影した。
世界遺産情報
Vilnius Historic Centre
登録区分 文化遺産
登録基準 2.4
登録年 1994年
行き方
日本とリトアニアの直行便はなくヨーロッパの都市で乗り継ぐことになる。フィンランドのヘルシンキ経由が便利。ヨーロッパの主要都市やモスクワから鉄道やバスでアクセスすることも可能。
撮り方のポイント
特別な装備は必要ないが教会内部を撮影する際には広角レンズがあると広く切り取ることができる。ヴィリニュス大聖堂など白を基調にした建物が多いので晴天時にはマイナスの露出補正をしておくと白とびを防ぐことができる。