クロンボー城 (デンマーク)

シェイクスピアの戯曲『ハムレット』の舞台「エルシノア城」として有名なお城
クロンボー城はコペンハーゲンの北約44kmにある港町ヘルシンオアにある。15世紀にエリック7世が通行税徴収のために作った。一度さびれたがフレデリク2世の命により再建し1585年に完成した。その後火災により焼失したが修復や改修を重ね1924年に現在の姿となった。
朝、雨が降っていて天気が心配だったが、到着したときには晴れ間が広がった。

ほぼ四角形の城は大きな中庭を中心に王家の住居や、タペストリー、礼拝堂などに囲まれている。

王や王妃の部屋が当時の調度品とともに公開されている。

16世紀にブリュッセルなどで制作された巨大なタペストリーの数々は必見。

南棟にある教会内部の装飾はフレデリク2世時代のもの。

「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」の台詞で有名なハムレットに登場するエルシノア城のモデルとして有名。だがシェイクスピア自身はクロンボー城を訪れたことはない。
世界遺産情報
Kronborg Castle
登録区分 文化遺産
登録基準 4
登録年 2000年
行き方
東京からコペンハーゲンへは直行便があるがフィンランドのヘルシンキ経由なども乗継が良い。コペンハーゲンからは普通列車で片道約50分と日帰りにちょうどいい。また対岸のスウェーデンのヘルシンボリからは24時間運航のフェリーも出ている。ヘルシンオアの駅から城までは徒歩約20分。
撮り方のポイント
内部も撮影可能だが暗めなので、高感度に強いカメラもしくは手ぶれ補正機能のついたカメラやレンズを使うとブレのない写真を撮ることができる。また城の周りは遊歩道が完備されているので一周していろいろな角度から撮影してみよう。