Takahiro Sanda Photography

旅フォトグラファー 三田崇博(さんだたかひろ)  オフィシャルページ

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データ復旧ソフトのご紹介

   

こんにちは。写真家の三田崇博と申します。 私はライフワークとして世界中の世界遺産の撮影を行っています。これまでに世界100以上の国と地域で350か所以上の世界遺産を撮影してきました。撮影した写真は雑誌やカレンダーなどに使っていただいています。現在はコロナの影響で出れませんが一度出ると数週間から長いときだと数カ月の期間に及ぶこともあります。海外では日本に比べ強盗やスリに会う可能性が高く撮影データの管理には細心の注意を払って2重、3重のバックアップを常にとるようにしています。以前はDVDなどに焼き付けて定期的に自宅に送っていましたが、今はデータ量が膨大なためいい写真だけをクラウドにアップするなどの対策を行っています。カメラなどは最悪お金で買うことができますが撮影したデータは同じ場所に行っても同じ写真は撮れないのです。

私は東日本大震災のときに写真修復のボランティアとして宮城県南三陸町で活動した経験があります。具体的には集められた写真を洗浄して乾かし、持ち主に返すというものでした。何万枚の写真すべてが持ち主に返ったわけではありませんでしたが、そのときに写真の大切さをあらためて肌で感じることができました。

皆さんはメモリーカードのデータを誤って消してしまった経験はないでしょうか?撮影中にカード容量が足りなくなり慌てて過去の写真を消したということ・・・私はあります。もちろん小まめにパソコンにデータを移していればこのようなことはないのでしょうが決定的瞬間に出会ったときは思いのほかたくさん写真を撮ってしまうものです。消えてしまった写真はまた撮りなおせばという場合もあるでしょうが、同じ場所に同じ時間に行っても同じ写真が撮れるとは限りません。ましてやそれが海外での撮影となるともう一回行くだけで莫大な費用と時間がかかってしまいます。

仕事などでどうしても必要な場合には泣く泣くデータ復旧の業者に依頼せざるを得ませんがその費用もかなり高額です。また金額や復旧率でのトラブルも多いと聞きます。もちろん物理トラブルなどの場合は業者に頼むしかないのが現状ですが、ソフトを使ってある程度までなら自分でやってしまうことも可能です。

まずはデータリカバリーの仕組みについて説明をします。ハードディスクやSDカードにはファイル管理領域と実データ領域があり、ファイル管理領域にはデータのファイル名やドライブの中のどこにデータが管理されているかの位置情報、ディレクトリ名、作成日時などの情報が格納されています。ファイルをゴミ箱に捨てるという操作を行ってもファイル管理領域の情報が消去されるだけで、実データはそのまま残ります。実際にゴミ箱というアイコンをクリックするとファイル名が表示され簡単に復元できることは皆さんご存じだと思います。ただ、ゴミ箱を完全に削除してしまうとパソコン上のどこを探してもファイルは見つかりません。しかしこの場合も削除されたデータはパソコン上で見えないだけであって実データ領域には残っているのです。またハードディスクやSDカードなどをフォーマットしたとしてもファイル管理領域のデータがすべて消去されるだけで実データは残ったままです。

そこでリカバリーソフフトではファイルシステムの情報をもとにファイルのデータが記録されている先頭位置を特定してデータを救出します。

今回はネットでの評価も高いEaseUS Data Recovery Wizardを使ってみました。EaseUSとはちょっとあまり聞き覚えのない会社ですよね。(ご存じでしたらすいません。私は知りませんでした)中国の四川省成都が本社で2004年設立の比較的新しい会社のようです。成都というとパンダが有名ですが、近くには中国の四大仏教聖地のひとつでもある我眉山や、高さ71mを誇る楽山大仏という世界遺産もあり私自身も撮影で訪れたことのある地です。3099mの標高がある我眉山には延々と階段が続いていてとてもハードだった記憶があります。

話が脱線してしまいましたが会社概要を見てみると「デジカメWatch」などで(カメラ業界で)有名なインプレス社との取引もあるようなので信頼ができそうでした。データ復元ソフトは他にも様々な会社から販売されています。通販大手のAmazonでのランキングを見ると2020年7月現在EaseUS Data Recovery Wizard 1PC版が売上の1位にランクインされていました。それだけ利用者が多く安心して使用できると感じました。

Amazonデータ復元・バックアップソフト売上ランキング

https://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/software/16259771

EaseUS Data Recovery Wizardのページ

https://jp.easeus.com/data-recovery-software/drw-pro.html

実際にカメラのSDカードの削除してしまった画像ファイルのリカバリーをしてみました。パソコンはパナソニックレッツノートCorei5、メモリ4GB、Windows10という構成です。

ソフトを起動すると自動的にドライブの情報が出てきます。この中から指定のドライブを選ぶだけです。またフォルダー選択を選ぶと任意のフォルダーに対してリカバリーを行うことができます。ここでは一番右に表示されているSDカードドライブを選択してみます。

選択すると自動的にスキャンが始まります。まず最初にクイックスキャンが実行されます。スキャンは16GBのカードの場合数秒で終わりました。その後高度なスキャンが自動的に実行されます。こちらは数分かかりました。

そして削除されたファイルというフォルダーに見事に画像が現れました。

この中からリカバリーをしたいファイルを選択してリカバリーボタンを押すだけです。とても簡単な操作だけでファイルを復元することができました。ただし、同じドライブにはリカバリーをしないように警告が出てくるので別のドライブを用意したほうが良いでしょう。

今回はJPGデータで試してみましたが、それ以外にもよく使うRAWやTIFF形式にも対応しています。(対応ファイルJPG/JPEG, TIFF/TIF, PNG, BMP, GIF, PSD, CRW, CR2, NEF, ORF, RAF, SR2, MRW, DCR, DNG, WMF, RAW, SWF, SVG, RAF, DWGなど)また最近は動画を撮影することも多くAVI、MOV、MP4、M4V、3GP、3G2、WMV、MKV、ASF、FLV、SWF、MPG、RM/RMVB、MPEGなど多種多様な形式に対応しています。

次にハードディスクを丸ごとリカバリーしてみました。750GBのハードディスクでしたがさすがにスキャンに何時間もかかってしまいますがイメージとしては一晩パソコンをつけっぱなしにすれば作業完了といった感じです。私はノートパソコンで作業しましたが、高性能なデスクトップパソコンであればもう少し早くできるかと思います。

スキャンが終わるとSDカードのときと同じようにフォルダーに分かれて表示されます。750GBのドライブなのに1276GBものファイルが検出されました。削除されたファイルだけでも312GBもあります。もちろんすべてのファイルが復活しているわけではなく開けないファイルも多数存在します。もちろんこれはハードディスクの状態により復旧率は変わってくると思いますので一概にどれくらい復旧が可能とは言えないです。

ハードディスクが異常を起こしたときにはそれ以上のデータの書き込みをすると、残っているデータが上書きされてしまうため復旧率は下がるといわれています。

無料お試し版もあるのでまずはそちらで試してみるのもいいかと思います。無料版は2GBまでの制限がかかっていますが修復できるファイルの種類や機能は有料版と同じです。最近はカメラの画素数が上がってきており記録カードも64GBや128GBくらいが当たり前にになってきているので長く使っていくには有料版に以降する必要があると思います。

無料版は以下のリンクよりダウンロードすることができます。

https://jp.easeus.com/data-recovery-solution/free-data-recovery-soft-recommend.html

私が画像ファイルの他によく使うファイルにエクセルファイルがあります。写真展に使用するキャプションを作るときなどにも重宝します。エクセルには自動保存機能がついているので間違って削除してしまったり何らかのトラブルでパソコンがフリーズしてしまったときにもファイルが残っている可能性が高いのですが、それでもファイルが見当たらなくなった場合にもEaseUS Data Recovery Wizardで探し出すことができます。その手順は以下のリンクで詳しく解説されています。

Excelの自動保存ファイルの保存場所はどこ?

https://jp.easeus.com/file-recovery/where-does-excel-save-backup-files.html

ゴミ箱を削除した際に復元する手順については以下のリンクで詳しく書かれていますので参考にしてみてください。

ゴミ箱から削除したファイルを復元できるフリーソフト

https://jp.easeus.com/data-recovery-solution/recover-deleted-recycle-bin-files.html

まだまだたくさんの機能が盛り込まれているEaseUS Data Recovery Wizard。ネットで調べてみると様々な人の使用レポートが出てきますのでいい評価も悪い評価も参考にしながらまずは無料版をダウンロードして使ってみることをおすすめします。また大切なデータのバックアップは必ず最低2台のハードディスクやSSDに分けて保存するように日頃から心がけましょう。

EaseUS Data Recovery Wizardのページ

https://jp.easeus.com/data-recovery-software/drw-pro.html

無料版ダウンロードのページ

https://jp.easeus.com/data-recovery-solution/free-data-recovery-soft-recommend.html

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