
マルタの首都であるバレッタは、16世紀に聖ヨハネ騎士団によって建設された、歴史に彩られた街で、マルタ・ストーンでできた立派な城壁やバロック様式の建物など、要塞都市としての面影が深く残っている
バレッタは1565年のトルコ軍の侵攻に勝利した後、聖ヨハネ騎士団長ジャン・パリソ・ドゥ・ラ・ヴァレットによって築かれた要塞都市だ。聖ヨハネ大聖堂は16世紀に聖ヨハネを称えて建設された大聖堂で聖ヨハネ十字軍の騎士たちの墓標となっている美しい会堂の床が印象的。

対岸のセングレアからはバレッタ市街全体を見渡すことができる。そのままスリーシティーと呼ばれている3つの町(ヴィットリオーザ、サングレア、コスピークワ)を歩いて回った。

この地域はほとんど観光客はいなかったが、街並みも海も綺麗だった。
最終的に岬の端っこまで行ってしまったが、そこからバレッタまでのバスを拾うことができた。

マルタはバスの国という本を見たことが、あるがまさにその通りだと思う。古いバスから最新式のバスまで沢山の種類のバスがこの小さな島国を縦横無尽に走っている。

マルタの船はルッツ(Luzzu)と呼ばれ、鮮やかな青を基調とし、黄色や赤で縁どられていて、舳先には一対の目が描かれている。この目は悪天候や不漁から漁師を守る魔よけと海のお守りなのだという。またこのお守りはフェニキア人から伝わったといわれている。

世界遺産情報
City of Valletta
登録区分 文化遺産
登録基準 1,6
登録年 1980年
行き方
日本からマルタへの直行便はなく、ヨーロッパや中東各国で乗り継いで行くことになる。またイタリアのシチリア島からは90kmほどの距離にありカターニアからフェリーで行くこともできる。マルタには鉄道はなくその代わりにバス路線が充実している。
撮り方のポイント
地中海に浮かぶ島国というだけあって海の綺麗さはすばらしい。また色とりどりの船が停泊しているのでそれらを絡めて撮影するとよりマルタらしさが出ると思う。記事中のクラシックバスは独特で被写体として良かったが残念ながら現在は新型のバスに変わっている。。