パナマのカリブ海沿岸の要塞群 : ポルトベロとサン・ロレンソ(パナマ)

スペイン植民地時代にカリブ海の海賊による略奪行為から港と街を守るためにつくられた要塞でパナマで最初の世界遺産に登録された

スペインの植民地だった時代のポルトベロは、銀の積出港として栄えた港町であった。その経済的な重要性から略奪行為の標的になることも多く、町の防衛のために湾の入り口に2つと湾内に2つの要塞が配置された。

しかし町は、ヘンリー・モーガン船長の悪名高い略奪行為の犠牲になったこともあった。モーガンは1668年に私掠船の船団を率いて、ポルトベロを攻略した。

1739年には町は再びイギリス艦隊の襲撃を受け、占領された

今日のポルトベーロは人口5000人ほどの静かな町である。

ポルトベロから南西に60 km ほどいった小高い丘の上に建設されたのが、サン・ロレンソ要塞である。こちらの要塞は17世紀の建造以降大きく損壊することがなかったため、当時の姿を良好にとどめている。

世界遺産情報

Fortifications on the Caribbean Side of Panama: Portobelo-San Lorenzo

登録区分 文化遺産

登録基準 1,4

登録年 1980年

行き方

パナマは日本からの直行便がなくアメリカやメキシコを経由して向かうことになる。起点となるコロンまでは鉄道やバスで約1時間、そこからポルトベロやサン・ロレンゾへはバスでさらに1時間ほどで行くことができる。

撮り方のポイント

ポルトベロは素朴な港町なので要塞以外にも町をスナップして歩くのも楽しい。要塞の背後にはコバルトブルーのカリブ海が広がっているのでできれば晴天を狙って撮影したい。