フィリピン・コルディリェーラの棚田群(フィリピン)

「天国への階段」とも呼ばれる棚田はイフガオ族によって約2000年前から作られてきたもので、総延長はバナウエの谷を覆う泥壁や石垣を含めると2万km以上に及んでいる

ルソン島の北部中央に広がるコルディレラは、標高が1000メートルを越える峰々が多数存在する。世界最大規模と言われている棚田はコルディリェーラ山脈の標高1,000mから2,000mの急斜面を埋め尽くし、まるで天へと至るような景観美から「天国への階段」と呼ばれている。

起点となる町バナウェ近郊にはバナウェ・ビューポイントがあり複雑に入り組んだ棚田を見渡すことができる。

世界遺産に登録されているバタット村に向かう途中にバンガアーンの集落がある。左端の方にある大きな建物はカトリック教会だ。

5カ所に広がる棚田群は、浸食被害や観光の影響、後継者不足による耕作放棄地の増加、水利システムの停止などのため、2001年に「危機遺産」リストへ追加された。イフガオ族は年々人口が減り続けていて現在は20万人ほどとなっている。

バタット村の集落から徒歩1時間ほどの村のはずれには美しい滝が流れていた。

世界遺産情報

Rice Terraces of the Philippine Cordilleras

登録区分 文化遺産

登録基準 3,4,5

登録年 1995年

行き方

起点となるバナウェまでは首都のマニラからバスで10時間。バタット村へはそこからはトライシクル(三輪タクシー)をチャーターして向かうことになる。バナウェ・ビューポイントは町から歩いても行くことが可能。

撮り方のポイント

バタット村へは日帰りで行くことも可能だが一泊して朝夕の景色を撮ることをおすすめする。棚田だけを撮るとそのスケール感が伝わりにくいので集落などと一緒に撮るのもよい。2月~7月がシーズンだが3月~4月ごろが青々とした棚田を撮ることができる。